2008-01-01から1年間の記事一覧

  南山・高嶺、大里の地名を歩く

このブログで告知の効果などまるでないのは分かっているが、 古くからの会員であることと、 一度は告知というのをしてみたかったので。 南島地名研究センター地名巡検案内 南山・高嶺、大里の地名を歩く 日 時:11月23日(日)午前10時〜午後4時 集合…

法事

昨日、仕事がらみの告別式に行ってきた。 焼香の列がつづいている側の壁の 目立った場所の何カ所かに、 貼り紙がしてあった。 初七日(○月○日○曜日)および 四九日(○月○日○曜日)の法事は、 当会館□□の間で執り行います。 本土では葬祭場で法事が催されるこ…

 不純な向上心

最近はご無沙汰しているが、10年ほど前まではよく碁会所に通った。 そのときに経験したことである。 若い人なら自分より強い人と打って腕をあげたいと思うのが普通だが、 お年寄りのなかには上手の人とは打ちたがらない人が少なくない。 根を詰めて考える…

伊藤さんの志望動機全文

今朝(8月28日)の琉球新報に、アフガニスタン東部で武装グループに拉致され、27日に遺体として発見されたNGO「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)のワーカー(現地で働く人)志望動機全文が載っていた。 読みながら肌がざわつくのを覚えた。 …

 「クリティカル(批評的)」にもいろいろありまして

7月15日の沖縄タイムスの「文化ノート」というコーナーに、与儀武秀の署名で「沖縄映画と批評的吟味」という文章が載っていた。 ぼくが先月から3回にわたって連載してきた「否定知識人たち」、および番外編の作文と密接に関係するので、つつかせてもらう…

ビジネスの語法

郷友会の集まりに参加したときのこと。 ある会員が両親がともに亡くなったということで、郷友会を脱会したという報告があった。 それを聞いていた会員の一人が、「この組織も展望がないなー」と言うのが聞こえた。 一瞬だが白らけた空気が流れた。 言った本…

  否定知識人たち(番外編) 消費される沖縄?

(このブログを立ち上げる前に、ボーダーインクのホームページ内にあった「電柱通り物語」というコーナーに載せた文章です。文中に出ている日付からすると、2003年12月末のものと思われます。相変わらず可愛げのない文章を書いていたことがわかります…

  否定知識人たち (その3)

否定知識人たちは、映画や文化一般について面妖な理解の仕方をしていて、ここまでそのことついて言葉を費やしてきた。今回は、沖縄の映画シーンに中江裕司が登場したことの意味をぼくなりに整理してみる。それは同時に、ぼくが出版の世界で欲望してきたこと…

  村上春樹の「象の消滅」を読む

琉球新報に共同通信編集委員小山鉄郎の署名入りで、「風の歌 村上春樹の物語世界」という記事が連載されている。 連載10回目の6月25日の記事で「象の消滅」について触れられていた。 「象の消滅」は村上春樹の短編小説の中で、ぼくがもっとも好きなもの…

  否定知識人たち (その2)

なぜ中江裕司はある種の知識人たちから、こうも悪しざまに言われるのだろうか。90年代以降ぼくは、地元の新聞などで、知識人たちによる中江裕司に対する揶揄や批判やあてこすりを何度読まされた知れない。(以後これら知識人のことを否定知識人と呼ぶ) 中…

  否定知識人たち (その1)

(この文章、すこし長くなったので3回に分けて掲載します。その後に、4、5年前に書いた内容的に関連のある文章を、特別編としてアップします。) 6月18日の琉球新報「落ち穂」欄に、沖縄映画研究の現状を痛烈に批判した世良利和の「沖縄劇映画大全」と…

戦場のルーチンワーク

上原正稔の「パンドラの箱を開ける時−沖縄戦の記録」の第130回(琉球新報6月3日夕刊)には、次のような一節もある。 特に、彼は沖縄人に心底、不審を抱き、スパイ扱いしていたから、ただでさえ軍広報紙になり下がっていた沖縄新報はもはや「新聞」とよ…

戦場の給料

上原正稔が琉球新報の夕刊に断続的に連載している「パンドラの箱を開ける時−沖縄戦の記録」をときどき読んでいる。それの133回(6月6日)にこんな一節がある。 宗貞は「こんなところでなんだが」と百円札を一枚、上間に握らせた。「まだ給料を渡してな…

  「沖縄は左翼の島」?

古い話題で恐縮だが、佐藤優が琉球新報に連載している「ウチナー評論」の3月8日、15日、22日の3回は「左翼と右翼」というテーマであった。この文章の冒頭はこうである。 「沖縄は左翼の島で、特にマスコミが偏向しているという話が、一部の内地メディ…

 市販のシーミー料理

連休の最終日にあたる六日、わが家のシーミー(清明祭)をおこなった。 料理は近くのスーパーに注文して造ってもらった。 こんなことは初めてである。 例年だと、栄町の市場で材料を買ってきて、妻が娘たちに手伝わせて、前夜から準備するのだが、今年は事情…

金武町のマチュピチュ

連休後半の3、4、5日の3日間を、ぼくたち夫婦と娘母子の6人で北部に行った。 北部といっても金武町。はじめは宜野座村を予定していたのだが、4月の末に電話で問い合わせると、どの宿泊施設もすでに満室。いつも行きあたりばったりだからこうなる。 や…

おっぱいという磁場(3)

ところで、舞台となっている町に存在しないのか、このまんがに学校がえがかれることはない。一太も二太も、そのほかの子どもたちも学齢期だとおもうが、学校に行っている様子はない。そのせいかどうか、登場する子どもたちの年齢も、時代背景もさだかでない…

おっぱいという磁場(2)

このマンガは、一太、二太兄弟とその姉かのこの3人を軸に展開する。語り手はほとんどが一太か二太で、かのこがなることはない。なぜかのこが語り手になることがないかというと、受容する人間、受けとめる人間として描かれているからである。この作品を優れ…

  おっぱいという磁場(1)

『ぼくんち』1.2.3(西原理恵子、小学館)を読む (会社の女性スタッフ、キナキナに面白いですよとすすめられて、『ぼくんち』1.2.3(西原理恵子、小学館)を読んだ。そして深い感銘を受けた。3年ほど前のことである。まんがを論じるには、それな…

  自祝 禁煙3年

*[禁煙] 自祝 禁煙3年、26280時間達成まだまだ茨の道は続く

  愕然

さくらももこの『漫画版 ひとりずもう』上・下巻を読んだ。 ももこ(ちびまる子)の少女期から思春期までを、「ちびまる子ちゃん」とはがらりと変わったリリカルな作風でえがかれていて、これはこれで心から堪能することができた。 上巻は小学校5年生から高…

 喫煙者事前登録制?

うちの近くのスーパーに寄ったら、レジ・カウンターに、長3サイズの封筒が多量に置かれていた。 封筒に印刷されている「たばこ自動販売機では『taspo(タスポ)』が必要になります」の文字が目にとまったので、イヤーな予感がして、一つ抜き取って持ち…