2009-01-01から1年間の記事一覧

とんがった精神風景

定期検診で行った病院の待合室で印象深い体験をしたので、そのことについて書く。 その日の待合室はいつになく閑散としていた。インフルエンザのせいだろうか。 病院スタッフは全員、患者さんはチラホラとマスクをしていた。 受付をすませて、ぼくは2列目の…

 為念

1993年7月14日の「琉球新報」。 「県教育庁 集団暴行致死事件を重視」 「学校カルテ作成など通知」 「生徒指導の充実・強化目指す」 「県教育庁は十二日までに、中学生集団暴行致死事件が 大きな社会問題になっている事態を重視、さらに生徒指 導の充…

沖縄の教育行政のDNA

県下の公立小中学校の全生徒を対象として、沖縄県教育委員会が作成・指導した「子ども理解のための指導・支援カルテ」、これは2003年7月から実施されているという。 今年5月に、この「支援カルテ」の存在が明るみに出てから琉球新報、沖縄タイムスの記…

 フーコーの言葉

ミシェル・ フーコーは、「古典主義時代はあなたのどの著作の中でも、軸となる時代になっています。この時代の明晰さ、あるいは全てが統一され、露にされていた時代、ルネッサンスの『可視性』への郷愁を、ご自身も感じていらっしゃるのでしょうか」という問…

「ソテツガナシ」と「ソテツ地獄」

『聞き書き・島の生活誌(2) ソテツは恩人 奄美のくらし』(盛口満・安渓貴子)を読む 今年2月に、『聞き書き・島の生活誌(1) 野山がコンビニ 沖縄島のくらし』(当山昌直・安渓遊地=編)、『聞き書き・島の生活誌(2) ソテツは恩人 奄美のくらし』…

いやな世の中の”常識”

朝の9時半ごろ、会社に電話がかかってきた。 受話器をとると、 「○○運輸の**というものですが、□□△△さまのお宅でしょうか」 という男の声。 「いやちがいます。□□△△の自宅ではなく勤めている会社です」 「どうも失礼しました。□□△△さまの連絡先ご存じない…

 内村剛介死去

内村剛介が死去したことを今日知った。 1月30日に亡くなったらしい。心不全。 享年88歳。 ソ連がロシアであること、そして、 ロシアがソ連であることを、 内村の著書によって思い知らされた。 エセーニンの詩も内村訳で読んだ。 日本のことをジャパン呼…

援助交際の東京と沖縄のちがい

圓田浩二の『援交少女とロリコン男──ロリコン化する日本社会』(洋泉社新書、2006年)に、次のような記述がある。 「またマイによると、彼女が援助交際を行う際に、自分が中学生や女子高生であると明かしたことはなく、一九歳や二〇歳の『女子大生』と名…

*[仕事の周辺] 新年のご挨拶 新年明けましておめでとうございます。 ボーダーインクは、仕事始めに、 留守番を一人残して、 例年どおり識名宮に参拝してきました。 お宮の中では、どこかの会社の作業服を着た10人ほどが、 お払いを受けていました。 背中し…