*[仕事の周辺] 新年のご挨拶


新年明けましておめでとうございます。
ボーダーインクは、仕事始めに、
留守番を一人残して、
例年どおり識名宮に参拝してきました。


お宮の中では、どこかの会社の作業服を着た10人ほどが、
お払いを受けていました。
背中しか見えなかったのですが、気のせいか、
その背中は必死さのオーラを発していました。
いま、人々のこころを捉えているのは、
景気回復という言葉すらのどかに感じられるほどの、
寒々とした瀬戸際の感覚のように思います。
リストラや雇い止めされないか、首の皮がつながるか。
潰れるか、生き延びることかできるか。
リストラ、倒産、廃業が既定の事実であるような
最悪のシナリオしか見えない2009年の年明けです。


そんな中で、かすかな光は、
派遣村に象徴される、
新しい労働者運動の萌芽のようなものが出現したことです。
既存の労働組合抵抗勢力でしかない状況で、この動きは、
ぼくには、はきだめの鶴のように見えました。
とはいえ、こんな小さな動きを希望の一等はじめにカウントするよりないというのも、
情けない話ではあります。


なんとも辛気くさい新年の挨拶ですが、
ぼくは、希望とおなじく、絶望的な状況にもワクワク感があります。
というわけで(?)、こんな挨拶ですが、ご海容のほどを。
今年もよろしくお願いします。


あっ、それから、
ぼくは、今年はお賽銭を奮発しました。